日々思うこと

パリ在住の研究者です。日々ふと考えたことを書き連ねて参ります。

ドラえもん狩り@南アジア

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要するに,子どもにドラえもんを見せると,主に以下の3点で教育上よくないということらしい:

(1)のび太の影響で,反抗的になったり,素行が悪くなったりする。
(2)ひみつ道具がなんでも解決してくれる非現実的世界の描写の影響で,子どもの自立心を奪う。
(3)しずかちゃんと仲良く遊んでる姿が道徳的にけしからん。

(1)は,日本で以前クレヨンしんちゃんとかが問題にされたようなものか。もっとひどいアニメ・映画は山ほどある気がするが・・記事にもあるとおり,それだけドラえもんが南アジアでもポピュラーってことの裏返しか。
(2)は,むしろまったく逆で,道具だけあっても使い方がダメだと結局ダメだよってのがドラえもんの基本路線のような気がするが。。
(3)は,まあ文化とか価値観の違いか。。お風呂のシーンとかそういうのはともかく,普段のシーンは,これまたもっとひどいアニメや映画がある気も・・。

個人的には,動力が実は核融合発電だとか,そういう隠れ設定の方がだいぶ問題のような気がするが。藤子不二雄(特にF)の作品中に時折仕込まれている毒・皮肉は,そんなに単純なものじゃないよ。(地球はかいばくだんとか,どくさいスイッチとかはまだ序の口。)藤子・F・不二雄少年SF短編集とかを読むとそれがよくわかると思うのでオススメ。

追記: あと,パキスタンとかバングラでは,ドラえもんが「ヒンディー語で」放映されているからというのも問題になっている模様。これはドラえもんの内容とはまったく関係ない,いわばとばっちりだが。